HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「夜の帝王って…あんたプレーボーイ?」


「まぁ、そうだな」


一人でグラスにワインを注ぎ、飲み始めた。


「それは自慢?」


「自慢とお前が言うなら自慢だな…」


「それよりも、眼鏡は掛けないの?」


あれからずっと、眼鏡はなかった。


彼のグーズグレイの瞳は妖艶。


私は何度も彼に囚われそうになっていた。


「眼鏡?あ…あれはダテで、会社用だ…。プライベートでは一切着けない…」



ダ、ダテですって!?


こいつ、眼鏡男じゃない。


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