HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「そんなに俺に愛してると言えないか…」


「嘘は泥棒の…」



最後まで言葉を紡ぐ前に、私は結生に唇を塞がれた。



嫌いな男と結婚して、

キスするなんて、

本当にふざけてる!!



昨日のような、激しいキスではなく、軽いキスで終わった。


「足りないか?」


「へっ?」


「俺のキス…お前も病みつきになったか・・・」


「違うわよ!」


「物足りなさそうな顔してる」


再び、結生はキスを落とす。


キスの味はマーマレードの味。





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