HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「安さを売り物にするのはいいけど、食材にこだわりも欲しいね」



「え、あ…」


まるで、会社が倒産しかけたのはお父さんのせいみたいに言われてる。
それが少し、悔しかった。



「…ゴメン…君を責めたつもりはない」


シンは私の顔色を見て、即座に謝ってくれた。


テレビではリンとは反対にクールさが売り物のシン。


私のハートにジーンとシンの優しさが伝わってくる。


二重人格的なリンよりも、シンの方が人として好感が持てた。


「奥の部屋は常温で保存している食材のあるパントリーだ…案内する」





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