one's whereabouts


―旭人side―




あのとき俺は、車で家に帰っている最中だった。



「寒いな…」


「そうですね。もう十一月ですし」



ハァ、と息をはくと車の中でも息は白くなる。



窓から外を見ると、みんな上着を着ていた。



まぁ、この寒さで着ない人もおかしいのだが。

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