forever...

優姫の心境

205号室は1人部屋で、『後藤 愛麗』と書かれていた。






「愛麗・・・」







あたしが入ると、ぼーっと外を眺めている愛麗がいた。






「・・・調子、どう?」





何も答えない。






もう生きる意味を失ったような――そんな目でこっちを見つめるだけだった。







「・・・愛麗っ」







「・・・っ!?」






愛麗に抱きつくと、ビクっと震えたのがわかった。







ちゃんと、謝って1からはじめるんだ。





また、心友に戻れるように―――。
< 26 / 34 >

この作品をシェア

pagetop