あの空の向こうに

 …2週間後。

  沙羅と恭哉は別れることになった。

「杏子。」

  この声は…。

「恭哉だ。本当に…
  沙羅と、別れたんだね…。」

「俺…どうしたらいい?
  沙羅を失いたくなかったのに…。」

  私は、大変な誤解をしてしまったようだ。

 本当は、沙羅と恭哉はまだ
  『両想い』のままだったんだ。

「なんで…他の女と付き合ってたの?」

「とりあえず沙羅に、
  俺を嫌ってもらおうとした。」

  なぜ?
 何で、沙羅に嫌いになってもらう必要が?

 
  …そう聞く前に、
 恭哉は話し始めた。

< 6 / 9 >

この作品をシェア

pagetop