「緑川さん…外出ですか?」


「え、あ…」



俺は、受付にいつも、座っている彼女にエントランスの入口で呼び止められた。


彼女の名前は桜瀬桃(オウセモモ)さん。


俺と同じ22歳だけど、俺よりも2年先輩の社員。


就活で初めて会社説明会に訪れた俺の受付したのも彼女。


「休憩…ですか?」


「え、あ…今…終わってランチから帰って来たところです」


「へぇ~っ…そうですか」


俺と彼女の間には変な緊張感が漂う。

社内のエントランスで油を売っててはダメだ。取引先に行かないと。



「どーぞ」


「えっ!?」


彼女は俺に持っていた缶コーヒーをくれた。


「自販機のくじで当たったっていうか…あげます」


「どーも」





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