跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
「今度会ったら…タダじゃあ置かない!蒼井め」



「緑川…!?」



「会議の時間だろっ?行くさ…」



俺は怒りに胸を打ち震わせながら、歩き出す。



蒼井さんの言う通り…俺だって桜瀬さんと…


不純な事を考えてる…


でも、何も考えず、自分の欲望だけで桜瀬さんを傷つけようとする蒼井さんとは違う。




彼女は傷ついてるのに、更にその上に傷を作ろうとした蒼井さんの行動が許せなかった。



時が経てば、友達から恋人になれるかもしれない。



だけど、桜瀬さんに新しい男ができる可能性だってある。


そして俺と桜瀬さんは友達のまま…。



そんな事…今は考えたくない…




















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