* * *


「お帰りなさいませ。若様」



俺は久しぶりに実家に帰った。


俺の実家は500年続くいけばな氷見流緑川派の家元。



俺はその次期家元として、現・家元であり父親の緑川斎蔵の一番弟子として、幼い頃から指導を受けて来た。


この邸宅で、俺は若様と呼ばれていた。



「お帰りなさい…若様…」



母さんも俺を名前では呼ばない。
幼い頃は家族なのに寂しいと思っていた。でも、今は家のしきたりだから仕方がないと割り切っている。


母は先代の家元の門下生の一人で、父さんに見初められ結婚。俺を生んだ。



父さんは、本宅とは少し離れた邸宅にいた。







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