跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
「わかりました…」



「…父さんは別に…お前の付き合ってる相手が華道の世界に無知でも構わん…結婚して…少しずつ勉強していけばいい事だ」



け、け、結婚ってーーー・・・


俺は桜瀬さんのウエディングドレス姿思い浮かべ、頬を染める。



「まだ、結婚の話は…」



「・・・まだなのか?私としては早く結婚して孫の顔を見せて欲しいんだが…」



ま、ま、孫ってーーー・・・



俺の子供を抱っこする桜瀬さんの姿は思い浮かんだ。



「////」


ダメだよ…それ。


俺の顔は柘榴の中身みたいに真っ赤になった。
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