母へ
お母さんへ


ボクは泣いた。


泣いて泣いて泣き喚いた。


お母さんに捨てられた。


もう二度と会えない。


そう思ったから。


保育園の先生が困っていた。


ようやく僕が泣きやんだのは、お母さんが迎えに来てくれた時。


本当に嬉しかった。


二日目からは泣かなかったよ。


迎えに来てくれることが分かったから。


お母さんが僕を大好きだと分かったから。


< 1 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop