続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「...これがバレたら、次は4000字の反省文じゃ許してもらえないね。」


「8000字です。
その時は半分手伝ってください。」


前回は外だったけど今回は個室だから、さすがにバレないだろう。

少し冷えた体を抱き寄せて、抵抗しなかったのでもう一度キスをした。

一万字の反省文だろうが、二万字だろうが関係ない。

今こうしていることが俺にとっては大切なんだ。

...これで最後だから。





それから俺たちは一時間思いきり歌った後に、何事もなかったかのように家に帰った。

しかし確実に俺たちの関係は変わったに違いない。

それが良い方向になのか、悪い方向になのか、今の俺にとっては判断しかねるのだけれど。

少なくとも曖昧な関係に終止符を打ち、それぞれに第一歩を踏み出したということだけは真実だろう。
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