続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
ヨンウン視点


夜の9時、仕事が終わって一度自宅に帰ってシャワーを浴びてから、同室のペーターに出かけてくると告げて、部屋を出ようとした。

今からだと少ししか出かけられないが、時間を見つけてはあいつに会いに行くようにしている。

ただでさえお互いに忙しく、あまり会えないのだから、時間は無理にでも作らないとな。


「彼女のところですか?
がんばってください」


「何をがんばるんだよ。
あいつは彼女でもないし、俺はルンルンに会いに行くんだ」


「またそんなこと言って......。
まあ俺も猫は好きだけど、ヨンウン兄には敵いませんよ。
どこがそんなにかわいいんですか?」


時間がないというのにこんな質問をするとは困ったやつだ。

俺に猫を語らせたら長いぞ。


「どこって全部だけど、特にかわいいのは口がムニッとしてるところと耳が三角なところだな」


「......犬も耳三角なんですけど」


俺の答えにマニアックなとこついてきますね、とペーターは呆れている。

お前から質問してきたんだろ?
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