続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
本当のジェニーを知ったら、まず間違いなく両親からは反対されるだろうが、俺が真剣だと分かればきっと認めてくれるだろう。

台湾の事務所に入る時も最初は反対されたが、どうしてもと頼み込んだら最終的には許してくれた。

今まで一度も親に逆らったことがない俺がそこまで言うなら、と。




あれが人生で最初で最後の、両親への反抗だと思ったのにな。

ジェニーのためにもう一度逆らってもいいと思ってしまうなんて、俺は。



誰でも良いなんて、もう言えない。




清楚で従順な女じゃなくても、お前がいいんだよ。
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