その温もりを。
やっと気づけたこの感情


街の香りが甘くなる。


一年に一度のイベント。



「今年も来るか…バレンタイン。」


深帆は溜息をつきながら

バレンタイン特集と書かれた雑誌をめくる。


今日は2月4日。

バレンタインまであと10日と迫っていた。


「今年も3人で作ろうよ♪ね?」

星佳は笑いながら言った。


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