全ては朝焼けがくる前に。





絡まり合って、解けなくなるんじゃないか、ってくらいのキスをして。



強引に、でも優しく、服を脱がされる。



力のない瞳で彼を見つめ、それが混じり合うとまた、禁断のキスをする。



「…ぁ……んっ…」



首に、胸に、愛しい痛みが染み付く。



その度、逞しい背中に爪を立てた。



あたしからの、今宵の証を刻み込むために。




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