~君という光~
「寝ててごめん。」

あたしは透真に謝る。

「いいよ、気にしないで。」

透真はあたしに優しい言葉をかけてくれる。

「じゃ、あたし帰るから。
 お邪魔しました。」

なぜか気分が上がらない。

「あぁ、また来てな。」

透真が玄関まで見送ってくれた。

あたしは振り向かず透真の家を出た。
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