~君という光~
特別な存在
透真の家を出たあたしはさっき夢のことばかり考えていた。

どうしてあんな夢を見たのだろう。
あれが正夢だったら…。

本当にあたしを避けるようになってしまったら…。

そんなことを考えているともう家についてしまった。

「ただいま。」

もちろん、だれも

「おかえりー。」

なんて言ってくれない。
だって、誰もいないんだから。

なのに、門限とかそんな厳しいことばかり約束させやがって…。

この家早く出たい。
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