~君という光~
すると、透真は眉間にしわを寄せた。

「お前さ、もう少し明るくしろよ。
 そういっただろ?」

透真に怒られているみたいだ。

これでも十分明るくしているつもりなんだけど。
そんなに暗いか。

「わかりました。」

といったのに。

「ダメだ!」

否定された。

「なんで?」

「わかりました。だよ?
 もっとかわいく言えねーのか。」

「いえますよー。」

「んじゃ、言えよ。」

「わかった。」

「仕方ない、今のでよしとする。」

今ので良しとする…って透真は偉いさんかよ。

なぜ、あたしよりも立場が上になってるんだよ。
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