白雪姫と野獣たち

3人の野獣

ふぅ今日も朝からどっと疲れるなぁ・・・。


まぁたぶん月曜の朝は皆そうだと思うけど。



「れいちぇ~~る!!おはよぉ~!!」


この無駄にテンション高いのは


前の節にも出ていた人・・・


”野苺笑実歌”〔ノイチゴエミカ〕


すごい名前だよね・・・。



まぁ、苗字が三日月の人に言われたくないだろうけど。



「何1人で話してるのぉ?」


あっ、やっやば・・・。


「なんでもないよ。おはよ。」



「え~~?ホントォ~~~~?」



「ホントだって!!ほら!!早く学校行くよ!!」


「えー。」


私はだだをこねる笑実歌を引っ張っていった。



「キャー!!」

「見て!!すごいよあの人!!」

「芸能人かなぁ?」


あぁ、また見られてる。



私があまりにもブスだから皆見てるんだ・・・。



「うわぁ~!!見てぇ~れいちぇるの事可愛いからって見すぎ~」


「ちがうよ・・・。この人達私がブスだから見てるんだよ。」


「はぁ~?何言ってんのさぁ~。って時間やべぇえ!!」


「え?」


そう言って私は自分の腕時計を見た。


「やっやっやっやばぃいいいいいいいい!!」


私と笑実歌は全速力で走って行った。


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