純白の君へ
虹の華とお返し


彼とはカフェで話した次の日から、自然とお店に来ると会話するようになっていました。


彼と話すたびに、どんどん心が温かくなっていきました。


そして、一つの変化が訪れました。


それは彼がハナミズキの花に加えて、アイリスの花を持ってきてくれるようになったことでした。


彼がとても恥ずかしそうに手渡してくれる花々に私はなんだかとても、うれしくて


今度は私が、自分からクッキーでも焼いて持っていこうかしらと、思うほどでした。



< 26 / 126 >

この作品をシェア

pagetop