キープアウト!
ちょっかい出してくるとか、相変わらず変な心配してるんだから。

まぁ。いいや。
どんな理由であれ会ってくれるなら。

拓也にはもう了承済みだった。


――金曜日。拓也を紹介する日。
場所はマスターのお店にしたよ。


「男友達の林拓也くん。で、彼氏の佐伯亮二くん」


あたしは、2人を紹介した。

「どうも」

亮二と拓也は声をハモらせた。

「さぁ。拓也の退院祝いに飲もう、ね?」

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