生徒会長の裏の顔


***
生徒会室に戻ると


「多すぎ!」


と夏実ちゃんに笑われた。


「だって、量聞いてなかったから!」


「ありがと夏村。
足りないよりはマシだよね」


会長が笑って言った。


コイツにフォローされるとか、屈辱だ!


「もう!さっさと始めましょう!」


「じゃあ、佐原と山内さんは紙を切って文字の下書き。
俺と夏村はペンで完成させて張り付け」


会長が笑いながら指示を出して、皆は仕事に取りかかる。


私はしぶしぶ、会長と1枚目が完成するまで待った。


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