一生を捧げた人

家族の存在

私、一ノ瀬遥奈。
美人でもなく、頭がいいわけでもない。
普通の女の子。

私の家族は両親と
高校2年になる兄の4人家族周りからはとても仲のいい家族と言われ、有名だった
父と母の仲が良く
そして兄と私も仲がいい。休みの日には家族4人で
旅行をしたりなど楽しい生活をしていた。

そして毎日の楽しみとも言える母が作る料理。
私の大好物ともいえる
カレーライス。
母が作るカレーライスはとても美味しい

でも今は
母が作るカレーライスの味も覚えていない
兄といえば
とても優しくていつも私の面倒をみてくれていた

優しい兄
なんの取り柄もない私。
そんな私たちを可愛がってくれた両親。
とても幸せだった…

でもその時の私はこのような生活を当たり前のように感じてたのかも知れない…
いつまでも仲のいい家族でいられると思ってたのかもしれない。
私がどんどんと成長するなか家族の中にも変化が訪れる。
まだ小さい中学の私には受け止めにくい現実だった。