Who am l?
だが神崎は解ってしまう。
「―お前、何、変な事考えてんだよ…」
ギクッとでも言うように、私の体が芯から震え上がった。
「…は、は?何?変な事って………」
声が裏返った。
「周りからは恋人に見えてたりして、とか。」
「…ッ」
私は顔をブンブン振った。
この男はどこまで…
「~~~んな事っあっある訳ないだろっ!!」
鋭いんだ……。
頬が…熱くなる。
今の私は、きっと世界一、真っ赤な顔をしてる。