君と、世界の果てで
第六章





観客のすすり泣き。





君の弱音。





俺達の絆が砕けた音。





破滅が忍び寄った春、初めての音をたくさん聞いた。





だけど、まだ絶望だけは。





していなかったんだ。





君が、生きていたから。





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