~玉の緒よ~
転校生の彼・・・
ピピピピッピピピピッピピ カチ
目覚ましの音が聞こえて目を覚ました
…朝…か
『ふぁ~』
一つ欠伸をすると私は一日を始めた。
いつも通りの6時起き
いつも通りの準備をして
いつも通りお弁当作って
いつも通りの7時40分に家を出た。
学校まで電車で約20分なんだけど何故か私は30分以上かかるから早めに出る。
じゃあ、学校までの道のりで自己紹介を・・・
私の名前は 賀斎 詩葵(かさい しき)
真濃(しんのう)高校の2年生で一応生徒会役員だよ
真濃高校の制服ってすっごくかわいいんだよ!
それを着こなせてるかどうかはまぁ気にしないで…
私の髪は長くてあんまりまとまってくれないからいつもハーフアップで後ろにまとめてる
食べ物とかで好き嫌いはとくにないかな
なのにどうしてか体は弱いんだよね・・・
体育がニガテな所為かな?
とまぁ自己紹介をしてるうちに学校に到着
手首の時計を見ると8時12分
いつもよりちょっと遅れたかな…
まぁいいよね。
そしていつも通り教室へ向かう。
教室につくと既にちらほらとカバンがある。
けど
人はいない。
部活動の生徒が早く来てカバンを置いて朝練に行ってるからね
毎日毎日ご苦労様です。
教室の窓を開け陽の光が差し込むようにカーテンも開くと夏の終わりの空と校庭に野球部員が見えた。
ふわりと頬を撫でる風にすこし目をとじるととても心地よかった。