野獣の飼い主
それから毎日私達は待ち続けた。

私は友達と遊ばず、ずっと獅子島の傍にいた。

片時も離れなかった。

夜も一緒に寝た。

これ以上獅子島に寂しい想いをしてほしくなかった。

幸せにしたかった。

これは恋のようで恋ではない。
これは、

――――――愛しい――――。
< 13 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop