野獣の飼い主
「ぅわ!」

「!!」

「え?!」

―ドン!――

なんで道路が目の前にあるの?なんか膝も痛い…。

背中に衝撃を感じ気付いたら倒れていた。

後少しで通り過ぎれると油断した。

ゆっくり立ち上がる。

周りが嘘のように静かになり、私が注目されているのがわかる。

最悪……なんなのよ

「紗綾!」

「え!?」

「大丈夫か?」

「うん…大丈夫…」

「ちょっと待ってろ」

私が意味を理解する前に、痛々しい音が聞こえてきた。

王様こと獅子島が一発で相手を倒したのだ。

ヤバい!キレてる!!
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