[短編]遠ざかる笑顔

最悪なクリスマス




「………遅いなぁ」
12月25日19時30分…。
19時に約束したはずなのに一向に来る気配がない。
遅れてくるのはいつものこと。
だから気にしないはずだった。
クリスマスなだけあり人が沢山いる。
なのに、私は一人……。
温めてくれる人も来てくれない
そう思うとなんだか悲しくなってきて、
涙が頬をつたった。
私、バカみたい。
もぅ帰ろうそう思った時、愛しい声がした。
私は思わずふりかえった。

ねぇ、この時怒って振り向かないで帰っていたら
運命は変えられたかな…
貴方は私の隣にいてくれたかな….?
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