愛河なずなの恋愛論
愛河なずなは絶対なびかない

なにがあっても見た目で判断してはいけない。


それは今亡き母が言っていたこと。

見た目が良くても、
その人の中身がいいとは限らない。

涙を浮かべる母は死ぬ直前まで 若い頃の罪を私に謝った。

若い頃、顔だけの男(父)に引っ掛かって、借金を背負った挙げ句、幼い私と疲れきった母に借金全額押し付けて行方をくらました。
絶対に許さない、、、。

私と母はその後、一生懸命働き、借金を返した。
全ての借金を返した直後、母は倒れ、一ヶ月後、天国に旅立ってしまった。

男を信用してはならない

特に、見た目がいい男は。

中学校に入学して、何人もの男に告白された、
私は全て断った。
どんなイケメンに告られても。


いつしか、私は周りにこう言われるようになった。
「毒舌女」「変人」
「性格が最悪」
そして、
「愛河なずなは絶対になびかない」
と。
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop