最後のお願い。
ノート





まだ頭の中がうまく整理されてなくて

何が起こっているのか分からない。









「美羽が死んだ」









そう口に出した時

ノートを開こうと決心した。

ノートを開くとそこには…










毎日毎日1日の休みもなく

電話をし続けた俺と美羽の会話が

びっしり書かれていた。









○月×日

海翔は今日仕事がうまくいったとか言って

調子にのってる(笑)

上司の人とハンバーグ食べに行ったらしい。

いーなー。

美羽も行きたいなーって言ったら

今度連れてってやるだって♡

早く治してハンバーグ行くぞ~!!










本当にびっしり。

俺は涙がとまらなかった。










全部読み終わったあと

封筒を開けた。

そこには俺宛の手紙が入ってた。




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