愛するが故に・・・
ストーカー 解決
それから二日…

会変わらず社内は噂が噂を呼んでいるような状態だったけど…

当事者である私がいつもの変わらない態度をしていると、

周りも不思議に思うようになったらしい。


昼休み、話したこともない女子社員から話しかけられた

「森本さん…ちょっといい?」

『はい…どのようなご用件でしょうか?』


「噂の事、ご存知よね。

 こんな噂を流されて平気なの?」


『平気かと聞かれれば平気ではありませんよ

 ただ、すべての噂が間違いですから、否定するのもばかばかしくって…』


「すべてって?」


『言葉通りですけど…

 私はここの会社以外で働いてもいませんし、

ホストクラブに行ったこともありません

 現在お付き合いしている男性に貢いだりもしてません…』


「えっ?ほんとに??それって今流れている噂がすべて出鱈目ってこと?」


『ええ。ここまで来ると否定する気にもなりませんよね。

 笑っちゃいますよ。本当に…』


「そう… お昼休みにごめんなさいね」


『いえ。では、失礼します』
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