愛するが故に・・・
会社のお姉さん
あれからというもの…


やっと私に平穏無事な生活が戻ってきた。

会社でも涼子さんと仲良くさせてもらっていて、

お昼はなるべく一緒に取るようにしていた。

同期の子たちからは少し変な眼で見られたけど、

涼子さんは話してみると本当に大人なお姉さんで、

少しずつだけど、和真さんの話もするようになっていた。


「理香ちゃんの彼氏さんは心配性なのね。」


『心配性っていうか過保護なんだと思います。

 私、母がなくなってしまっているから、

いつも近くにいる人っていないでしょ。

 それに、あんなことがあったからなおさらかも…』


「そっか…私の彼も結構心配性かな…

 私からすれば、彼のほうが浮気しないかなとか心配なんだけどね」
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