「どれにしよ?」

 かつて、お前がこんなに悩むことがあったのかと思うと、笑えてくる。

「何で笑うの?」

「いや、べぇつにぃ~~。……、まあ、俺はピンクが一番よく似合うと思うけど? 」

「さっき赤って言った」

「いや、色的にはそうかもしれねーけど、雰囲気が合致するのはそっちだなあと。今頭ん中で想像してそう思った。こっちだな、間違いねーなって」

「…………あそう………」

「どうなさいますか?」

 営業マンは相変わらず笑顔だが、どうやらそれが邪魔なようだ。

「ちょっと悪い。一旦休憩……15分後に再開しよう」

(「指輪、ドレス、式の打ち合わせ」P5)







 結婚式までの流れを順に書いていきたいと思います。

 四対(よつい)財閥社長、四対 樹にプロポーズされるところから、始まります。

 完全社長目線。

 一般人の「お前」と付き合うことなく強引に結婚するまでを書きます。


※「絡む指 強引な誘い 背には壁」シリーズの短編です。後につながっていくので、ここからでも読めます。

※「秘書の私、医者の彼(仮)」、「クリスマスの夢」とも繋がります。

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