咲かない桜が咲くまで
第三章【譲れない物】
春とのお付き合いが始まった
登校はフォーメンズと一緒
噂は広まり
虐められる回数は増えた
だけど、春達といれば
心が安らぐ様な気がした

気持ちの変化に気づいたのは
二週間後のある日、

春が由莉奈と喋っていたのを
聞いてしまった
由莉奈が春に抱きついているのを
見てしまった

春は戸惑っていたが
私はそれを見て
無意識に
足が止まらなくなっていたのにも気づかず

春の腕を引いた
「琉良!?」

私の今の顔は見せられない…
きっとひどい顔をしている…
「ヤキモチ?」
「私は焼き餅なんて焼きません!」
「ぷっ…」
「なにがおかしいんですか…」

涙目になりながらも春の方を振り向いた
チュッ

二度目のキス…

「心配させて悪かったな…」
悪いと思っているのか?と思ったけど
声には出さない


「蓮くんは?」
「あれから話してない…」
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