わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
あの後ろ姿は…

いつも、この席から眺めてた背中。
昨日、見たのと同じ背中だった。


でも、声が違う。
彼の声は、こんなに低くない。

こんなに乾いた声色じゃない。
いつも、聞いてたから…

間違えるわけないはず。

背中がゆっくり回りはじめて、
その横顔が見えた。

そこにあったのは…

間違いなく、彼の顔。

彼は立ち上がって、

こっちにゆっくり近づいてくる。
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