セックスフレンド
1【セフレ】
「マナ。今日土曜日なのに早起きだな」

瑞希くんが、布団の中から言った。

「今日、出勤なんだ。昨日言うの忘れてたね」

「休日出勤か…。1日仕事?」

瑞希くんが上半身の体を起こした。

「ううん。半日」

「そっか」

「じゃあ、行ってくるね」

「うん」

こんな会話をして、あたしは家を出た。


今日は土曜日。
瑞希くんは、昨日の夜から泊まりに来ていた。

あたしは、アパートに1人暮らしをしている。

瑞希くんは、あたしの彼氏と言いたいところだけど…


残念ながら(?)
彼氏ではなかった。
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