セックスフレンド
13 【穏やかな日々】
「それじゃあ、マナの新しい恋に乾杯ー!」

「ミカちゃん。声が大きいよ。それに乾杯ってここ、喫茶店でしょ!」

「いいじゃない。めでたいことだもん。ほら乾杯」

「乾杯」

仕方なく、ミルクティーの入ったコップを持って乾杯。


あの遠出から2週間後─

土曜日の昼間。
あたしはミカちゃんと会っていた。

前持っての約束だったから、貴広も友達と遊びに行く予定を入れていた。

貴広とは今日の夜から会うことになっている。

ここ最近、ミカちゃんもあたしも忙しくて、貴広とつき合い出したことをメールで報告したのみになっていた。

で、ついさっき、改めてミカちゃんに報告したところだった。
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