365日。

市原君からの頼み事。






次の日。



「おはよっ☆千尋」


いつもの集合場所に行くと、愛ちゃんは朝からハイテンション。



今日ばかりはついてけないよ…



あたしの様子がいつもと違う事に気づいた愛ちゃんは「どした?」とあたしの顔を覗き込む。



「な、なんでもないよっ?」


あたしは元気さをアピールする為にぴょんぴょん飛び跳ねてみせる。




その行動を見た愛ちゃんは

「なんでもなくないでしょー⁉何があったか、ちゃんと言いなさい!」




愛ちゃん……

なんかお母さんみたい。




愛ちゃん、鋭いからな。

隠し事はできない……



そして隠すのを諦めたあたしは、昨日の事を全て話した。



こういうの本当慣れてないから、話してるだけで顔は真っ赤だとわかる。






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