プロローグ
私、神咲 美悠は神咲グループの令嬢として生まれてきた。


幸い私にも、私には優秀な兄がいた。

その兄のおかげで私が跡取りの候補に上がることもなかった。


こんな裕福な家庭で育った私に手に入らない物はない。

新しい服が欲しいと言えば、
お付きのメイドがすぐに手配してくれた。


だけど、欲しい物を手に入れても乾いた心はちっとも癒されない。


自分ですら何が欲しいのかもわからず、癒されない心が悲鳴をあげる。


誰でもいい。
誰でもいいから、私を見てと…
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