君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~

クリスマス

「ねぇねぇ!空斗知ってる!?」



琴音が勢いよく扉を開けて入ってきた。



「何を??」



琴音はキラキラと目を光らせている。



いい事でもあったのか?



「あのねーあのねー!!1階の掲示板見てない?」



「見てないけど…。」



「12月24日に大広場でクリスマスパーティーがあるんだって!昼2時からは中学生以下、夜7時からは中学生以上なんだよ~!」




クリスマスパーティー、か…。



そういや、毎年開催されてたっけ。




去年までは、"めんどくさい"と思い、参加していなかった。




でも、今年は琴音がいるからな…。




「琴音、参加するのか?」



「うん!去年までは、参加してなかったけど、今年は空斗がいるしね!



…一緒に参加したいんだけど…いい?」




琴音が上目遣いで聞いてくる。



やべ。可愛すぎる…。



「あぁ。俺も琴音と参加したい。」




俺は最大の笑顔で言った。



と言うか、自然に笑顔になっていた。


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