僕には二人の弟がいる
今年17才になる高校二年生の敬志は真面目な弟思いの優しい子だ
僕が小学校一年生の時生まれた
生まれるまでは弟が出来た事が嬉しかった
たが弟が生まれるとみんなが
敬志を可愛がり僕はおもしろくなかった
そんな僕の気持ちを分かってくれた
父は僕と遊んでくれた
父は僕が起きているうちは決して敬志抱こうとしなかった
〔父さんありがとうね〕
体の小さかった敬志は病気ばかりをして
父も母も心配をした
幼稚園の頃は
人なっこく元気に外で遊び回っていたが
小学校の高学年になると彼は変わっていった
あまり外へは遊びに行かず家から出ようとしなかった
その時の担任が真面目すぎて手を抜く事を知らない
人の嫌がる事を自分から進んでやる
いいことたが
この先彼がこの事で辛いめに合わないか心配していた
〔一年間トイレ掃除を一人でした〕
中学に入り敬志は小学校の担任の先生が
言った通りいじめに合い苦しい毎日を送っていた