鬼畜店長
新戦力でいらっしゃる。


「て、て店長!お願いが…」


「却下。」


「このくだり前もやったじゃないっすかー、店長ーお休みが欲しいですー。」


「……一応聞くが何日だ?」


「4月20日土曜b…」


「却下。」


「てんちょーお願いしますー代わりにシフト増やしていいですからー。」


「お前な、何で土曜日とか忙しい日に限ってそういうことすんだよ?飲み屋のバイトで土曜日来れないってもう首切る理由には充分だからな?」


「え、え、やだ!首切られるのはイヤです!ならちゃんと入るからせめて21時上がりにさせてくださいお願いしますー!」


「…その日何があるわけ?」


「……サークルの新歓がありまして…」

「年下と飲みたいと。」

「はい、その通りです。」



「…よし、わかった。じゃあその日休みにしてやる代わりに、新戦力を捕まえてこい。」



「店長…!!使えそうな新入生を引っ掛けてくればいいんですね!」


「そういうことだ。長期間従順に働きそうな新入生を捕まえてきたら、他にシフト増やさねぇしお前のこれからのシフトも楽になるかもしれない。」


「何その凄い魅力的な提案!店長!あたし頑張って新入生捕まえてきます!!」



自分のためにも店長の好みに合うような従順で働き者で可愛い子を捕まえてきますとも!!



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