溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~

~辰真side~

* * *


親父の手術は無事に成功。

でも、胃の3分の2を摘出したらしい。


「私を騙したんですか?」


「…まぁ~そうなるかな~」
俺と栗原さんは互いに顔を合わせて、苦笑いした。



午後の社長室、3人で仕事の合間の休憩をとっていた。
母さんの勘違いがバレ、俺の嘘もバレた・・・



「純名…辰真との結婚…止めるか?止めるなら今だぞ」
栗原さんが突然、俺の訊きたくない質問を純名に投げかける。


「…結婚は止めません」



「…施設の子供たちもお前のフラワーガールとリングボーイの役を楽しみしてるからな」


「はい」


「衣装も早急にキメなさい」


「はい」


純名は栗原さんの言葉には従順だった。


場所代はタダだし、衣装も栗原さんの知り合いのレンタルブティックで借りる予定。











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