溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~

~純名side~

立会い出産だと思っていた私たち。


赤ちゃんの心拍数の低下で緊急帝王切開に。



ストレッチャーで運ばれる私の右手をずっと握ってくれていた辰真。



私は酸素マスクを装着させられて、お礼の言葉をかけるコトできなかった。



手術室の前で、辰真の手と私の手は離れた。


でも、辰真の手の温もりはまだ、残っている。



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