溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「だってそのスーツはオーダーメイドでしょ?」


「そうだけど・・・」


「私なんて…いつもイマムラのスーツだし…」


「イマムラ?初めて訊く…ブランドだ」


「イマムラは店の名前で…ブランドじゃあないです。借りてる部屋だってワンルームだし…何よりも私には両親がいない、天涯孤独です」



「栗原秘書はキミの保護者代わりだろっ?」


「それは…そうですけど」


「…俺も正直に言うよ…」


樋口さんは持っていた缶コーヒーを少し飲んで、軽く息を吸い込む。






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