青いブレスレット

今でも

水原くんと2人でしばらく歩いて向かった先は、街中の小さな公園。


まだ明るいけど夕方だから、人は少ない。



「ここで待ち合わせたんだけど、すぐ来るって言ってた」


2人で立って少し待っていた。

すると…



…来た。


この前と同じ、ジャージ姿の男の子が。




「…中学卒業以来だな、水原」


順也くんはまっすぐこっちに歩いてきて、手前で止まって言った。


「ああ、相変わらず部活頑張ってんだな」



久しぶりに再会した、友達同士のやりとり。

………に見える。

普通なら。



でもわたしには、2人の間に険悪な空気が渦巻いているようにしか見えなかった。
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