青いブレスレット
「でも水原くんがそんな前からわたしのこと知ってるなんて思わなかったなー。わたしは水原くんのことあのとき初めて知ったもん」


「雪川さんの名前知るだけでめちゃくちゃ大変だったよ…」


「…ん?結局、どうしてわたしのこと好きになってくれたの?」



…どうしてか?


そう聞かれると、はっきりとした決め手があったわけではない。


言葉で言うなら……。




「一目惚れ………かな?」



そう言うと、雪川さんは少し赤くなって目線を逸らした。



「…そっか」



そう言うと、雪川さんはなぜか俺の肩を叩いた。


「いたっ!?」

「もー!水原くんて趣味悪い!」



えっ!?

なんで!?!?



「わたしに一目惚れとか、おかしいよ」


雪川さんはさっきより顔が赤くなってる。

照れてる、のかな?



「えー、俺趣味だけにはめっちゃ自信あるのに」

「!も、もう水原くんやだ!!」



雪川さんはそっぽを向いてしまう。


自分で言うのもなんだけど、ほんとに、趣味だけはいいと思う。


雪川さんのこと好きになって、今は毎日すごく楽しいから。
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