淡恋~あいつがくれた恋~
「今年の学校交流で竜ヶ崎中学校から来てくれた深町光輝君です。
竜ヶ崎中学校はここと同じ全寮制の学校ですから、実はF県出身だそうです。
深町くん、一言お願いね」



そういって「はい」と快い笑顔で彼は返事をした。

そして皆の方を向いて、軽くお辞儀をして言った。

「竜ヶ崎中の深町光輝です。迷惑かけると思うけど一日よろしくお願いします。
それと…ちょっとずれるけど、お前橋場だよね!?」

彼は私をまっすぐ見ていった。




「えっ…!?」



思わず呟いた。
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